Relight Project

2015 - 2018

Relight Project」は未来の生き方や人間のあり方を考えるプラットフォームを目指し、2015年4月から2018年3月までの3年間、東京都港区六本木周辺を中心に展開したアートプロジェクトです。

このアートプロジェクトでは、東日本大震災の発生から2日後の2011年3月13日に消灯した東京・六本木にあるパブリックアート『Counter Void』(作者:宮島達男)を、震災後の社会に生きる私たち一人ひとりの心に問いと気づきを生み出すシンボルとして、毎年3月11日から13日までの3日間限定で再点灯させる「Relight Days」を実施しました。また、2016年7月からは、『Counter Void』の制作コンセプトである生と死に向き合い、そこから新たな価値を創出する人を増やすべく、アーティストのヨーゼフ・ボイスが提唱した「社会彫刻」の概念をベースに「アートが持つ創造性や想像力を用いて、自らの生活や仕事に新たな価値をつくり続け、行動する人」を「社会彫刻家」と定義し、社会彫刻家の育成を行なう市民大学「Relight Committee」を開講してきました。

そして東日本大震災から7年が経ち、新たな形で東日本大震災以降の社会に向き合うことが必要であるということから、2018年3月をもってこのプロジェクトは終了しました。

主催:東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NPO法人インビジブル

グラフィックデザイン:長島りかこ(village)

ウェブデザイン:藤本圭

動画制作、写真撮影:丸尾隆一