たまゆらの盆
事業を通じ新たな価値を創出すると同時に
文化を作り出していく起業家
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文化起業家(Cultural Entrepreneur)とは、自らの創造性を活かして生み出す事業を通じ新たな価値を創出すると同時に、新しい文化を作り出していく起業家のことを差します。本事業では、彼らのビジョンとその事業を紹介することで、より多くの文化起業家を輩出することを目指し開催されるプログラムです。会場は、起業支援施設であるStartup Hub Tokyoを拠点に開催されました。
プロジェクト期間:2017年1月 - 2019年3月
会場:Startup Hub Tokyo -
文化起業家の視点の共有
招聘された文化起業家による多角的なセッションを実施しました。最初のゲストであるスープストックトーキョーの遠山正道氏からは、ビジネスはやりたいことを提示して賛同を得るアート的な側面があるという視点が語られ、シアタープロダクツの金森香氏からは、服を通じて日常に劇場のような瞬間を作り出すという独自のブランドコンセプトが共有されました。それぞれの文化起業家が、いかにして個人の想いを社会的な価値や事業へと昇華させていったかのプロセスが詳細に紐解かれました。
クリエイティブと経営の翻訳プロセスの重視
様々な表現を実現するための枠組みとして、ビジネスの基本を習得するプロセスの重要性を提示しました。金森香氏は小さな出版社での経験を例に、電話対応やお金の計算、PR手法といった基本的な段取りこそが、やりたい表現を実現するために不可欠な要素であると語りました。クリエイターが経営的視点を獲得し、自らの活動を社会に実装していくための翻訳プロセスを学ぶ場として設計されました。
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アートとビジネスを繋ぐ新たなロールモデルの確立
「文化」と「ビジネス」を対立させるのではなく、アート的感性が事業の原動力となる文化起業家という新しい生き方を提示しました。独自のビジョンを会社組織として具現化し、自分たちの生み出したものが所有者の生活の中で何通りもの役割を果たすというシアタープロダクツのような事例は、創造的人材が社会に定着する具体的なモデルとなりました。
創造的人材による具体的な事業創出の意欲向上
ドミニク・チェン氏らのセッションを通じて、参加者の多くが起業に対する高い満足度とモチベーションを獲得しました。アンケート結果からは、好奇心に従って新しいものを生み出すことや、失敗も資産であるといった考え方に強い共感が寄せられ、参加者が自らのやりたいことのヒントを得て、具体的な事業化へ向かうための原動力を創出する成果を上げました。
領域を横断するエコシステムの形成
行政、法律家、コンサルタント、アーティストなど、異なるセクターが文化起業という共通言語のもとに集まるプラットフォームが構築されました。様々な専門家を巻き込むことで、多角的な視点から事業の可能性を検討できる体制を整えました。このネットワークは、個人の想いが持続可能な仕組みとして社会に定着し、新たな文化を生み出し続けるための強固な基盤となりました。
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登壇者(肩書は登壇当時)
遠山正道(株式会社スマイルズ代表取締役社長)
太下 義之( 三菱UFJリサ-チ&コンサルティング株式会社 芸術・文化政策センター 主席研究員/センター長)
ドミニク・チェン(株式会社ディヴィデュアル共同創業者/NPOコモンスフィア理事)
内田友紀(株式会社リ・パブリック共同代表/都市デザイナー)
金森 香(ファッションブランド『シアタープロダクツ』プロデューサー/NPO法人『ドリフターズ・インターナショナル』理事)
遠藤謙(株式会社Xiborg代表取締役社長)
上田渉(株式会社オトバンク代表取締役社長)
よしおかゆうみ(一般社団法人アジアジュニアゴルフ協会/思春期アスリートメンタルスクール主宰心理サポーター/株式会社プライム・ヒル教育部門代表)
綿江彰禅(一般社団法人芸術と創造代表理事)
山内真里(公認会計士・税理士/公認会計士山内真理事務所代表)
芹沢高志(P3 art and environment 代表)
中島佑介(limArt代表/TOKYO ART BOOK FAIR ディレクター)
田村篤史(株式会社ツナグム代表取締役)
福元 成武(株式会社TANK 代表取締役
伊藤 悠(アイランドジャパン株式会社 代表取締役)
川﨑仁美(盆栽研究家)
アサダワタル(文化活動家/アーティスト)
山口陽平(トレイルヘッズ株式会社 代表取締役)
杉山豪州(株式会社ゴッディンガム 代表取締役)
会田大也(合同会社the paper 代表社員)
大高 健志(Motion Gallery代表 / popcorn共同代表)
藤川真至(株式会社nobilu代表取締役兼チーズ職人)