Mindscapes Tokyo

Mindscapes(マインドスケープス) は、イギリスのウェルカム・トラストが主導した国際的な文化プログラムです。ニューヨーク、ベンガルール、ベルリン、東京の4都市を拠点に、アートと文化的実践を通して「メンタルヘルス」を新たな視点から問い直すことを目的にしたプロジェクトです。

本プログラムでは、科学・社会・文化を横断しながら、メンタルヘルスをめぐる理解や対話を深める試みが行われました。専門知や臨床に限らず、一人ひとりの「生きた経験(Lived Experience)」を重視し、多様な立場の人々が意見を交わすことで、新たな発想や気づきが生み出されました。

東京で行った「Mindscapes Tokyo」 では、インビジブルが共同主催者として参加し、都市のメンタルヘルスを多角的に考える対話集会 「コンビーニング」、そしてアーティストとユースが協働で取り組んだ実験的アートプロジェクト 「UI都市調査プロジェクト」 を企画・運営しました。

また、森美術館で開催された「地球がまわる音を聴く: パンデミック以降のウェルビーイング」展では、飯山由貴《影のかたち: 想像された共感》が、Mindscapesのアーティスト・イン・レジデンス助成を受けて制作された作品として発表されました。

インビジブルは、この取り組みを通して得た経験と学びを土台に、パンデミックや自然災害など急激に変化する社会状況に応答しながら、“日本的な”メンタルヘルスへのアプローチを長期的な視野で探究することを目指しています。


主催:NPO法人インビジブル、ウェルカムトラスト

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